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Raspberry pi pico W と 秋月電子通商 AE-ESP32-WROOM-32E-MINI の消費電流を比較

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電池で駆動でき、MicroPythonで気軽にプログラミングができ、WiFiも使えるマイコンボード Raspberry pi pico W と 秋月電子通商 AE-ESP32-WROOM-32E-MINI の消費電流を比較しました。 単3型のeneloop 3本または4本で、1ヶ月間電池交換無しで動くようにしたいのが目的です。 マイコンボードの使い方としては、間欠動作(何らかの測定、WiFi通信、deepsleep (15分) を繰り返す)により消費電力を節約することを想定しています。そのため、特に deepsleep 時の消費電流を抑えることが重要です。 測定対象のマイコンボード Raspberry pi pico W CPU frequency: 133MHz SRAM: 264KB Flash ROM: 2MB WiFi: 802.11n, 2.4GHz 秋月電子通商 AE-ESP32-WROOM-32E-MINI CPU frequency: 240MHz SRAM: 520KB Flash ROM: 16MB WiFi: 802.11b/g/n, 2.4GHz 測定方法 測定回路 消費電流の測定には Digilent Analog Discovery 2 を使いました。Scope の Channel 1 で、シャント抵抗1Ωの両端の電圧を測定します。例えば、測定電圧が 10mVなら、消費電流は 10mA となります。 ANALOG DISCOVERY2 による測定 Raspberry pi pico WH eneloop 4本(4.8V)から、シャント抵抗 1Ω、ショットキーダイオード 1S3 を経て、Raspberry pi pico W の VSYS に接続します。シャント抵抗 1Ωの両端電圧を、ANALOG DISCOVERY2 の Scope Channel 1 で計測します